明石敏子さんの作品 (石黒陽子のらくらく江戸刺繍・池袋コミュニティーカレッジ)

日本刺繍「古への調べ」
第35回 日本手工芸美術展覧会 入賞作品

江戸刺繍に出会って13年です。3年ぶりの応募となりました。「古への調べ」と題しました作品は、まず最初の図案を見た折に、つづみの紐がたくさんあって、これは大変と思いました。色取り、繍い方を、先生とご相談し、ご指導のもと細縒り糸や、1金、1銀、生金を使いました。なかでも、生金の駒取り平埋繍いは難しいところでした。

作品を進めるうちに、段々とリズムが出てきて楽しく繍えました。最後の菊の刺し繍ぼかしは、応募の締切期限が迫ってきて焦りながらも頑張りました。華やかで優美な作品に仕上がったと思っています。
愛猫のプーちゃんも、最近は年を取ってきたせいでしょうか、諦めが早くて刺繍の邪魔をされなくなり、一寸淋しい気持ちで刺繍を楽しんでいる今日のこの頃です。

明石 敏子

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