伊吹幸子さんの作品(台東区生涯学習センター『浅草松の実会』)

日本刺繍「胡蝶の舞」
日本手工芸美術展覧会 入賞作品

「私が日本刺繍を始めたのは60代中頃、主人が他界して自分の生きかたを考えていたときです。歳もとしなので何がよいかと、ふっと女学校にて戦時中に1年くらい学校で刺繍をしたことを思い出しました。足が動かなくても座ってできる事を考えていた時、台東区の成人学級で日本刺繍の募集があり応募いたしました。刺繍はとっても努力が必要ですが、私にとっては淋しさを忘れさせてくれ早十何年になりました。
 石黒先生のお陰で日本手工芸展覧会にも出品させていただき、下のほうですが入賞することもできました。作品を仕上げるのには半年以上かかります。でもその間は夢中で作品に取り組み、苦しいこともありました。でも完成したときの満足感は言葉では言い表せません。生きているかぎりは続けていきたいと思って居ります。
 現在台東区生涯学習センターで浅草会の代表世話役を務めさせて戴いて居ります。お暇のときにでも見学にお立ち寄り下さい。毎月第1、第3土曜日の午前10時〜12時の教室があります。(センター内の掲示板をご覧下さい御部屋番号が出ております)」

浅草会世話役 伊吹幸子

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