小林律子さんの作品 （浅草・松の実会）
日本刺繍「桜
狩り」
日本手工芸美術展覧会 入選作品
以前から、伝統ある江戸刺繍の美しさ、繊細な絹糸の光沢のかもしだす文様が魅力的であり、興味もありました。きっかけは区報の新聞でした。それ以来、時間を有効に使い刺繍できる楽しみができました。
この作品は日本を代表する四季の花のモチーフ『桜』。可憐な１輪の花のふっくらとし表現。全体の花、葉、幹を濃い色、淡い色と多種類の絹糸で変化させる。いくつものイメージが重なり変化し、幻想的な楽しい作品に繍い上がりました。
現在も毎日、布との対話、糸との対話、文様との対話を重ねながら江戸刺繍の技法の奥深い繍法を、先生から頂いたお細目を手本にして一針一針繊細に丁寧に、艶やかな光沢のある楽しい作品をと願いながら江戸刺繍を楽しんでします。小林 律子